~君が教えてくれるなら~
「ねーゆり~次の授業なにー。」
「え、今日火曜っしょ?…うわっ数学だわぁ」
「え?まじ?ダルいわ。」
美琴が机にうなだれて呟く。
それまでスマホをいじっていたまりりんがハッと閃いたように「じゃあさ、サボっちゃお!」と提案した。
その提案に机から顔をあげた美琴が、
「えっサボるとか初なんだけど!」
「大丈夫っしょ!なんか高校生ぽくない?」
「生成どーする?」
それまでお菓子を食べながら皆の会話聞いていた私にゆりぞーが訪ねてきた
「もち!皆行くなら行くしかないじゃん!」
「いぇーい!」
「なんかJKしてるわ~」
「まりりんたまにおばさんみたいなこというよね~(笑)」
「そういう生成もたまにおばさん出てるゾ!」
「マジ!?」
私おばさんみたいなこと言ってたときあったっけな~?
「やべ、そろそろ抜けないと先生くるわ!」
ゆりぞーがそういうと
「まって!お菓子は持ってこ!」という私の言葉に3人が無言で親指を立てた。