【短編】幼なじみの独占欲
だ、誰って言われても。
ちー君だし、好きなの。
あー、うーん、どうしよう。
あ、そうだ。
「山下くんだよ。」
ごめん、山下晴人くん。
お名前借ります。
ちなみに山下くんは私の隣の席の男の子。
『……意味わかんねぇ。』
「え?なんか言った?」
ちー君はボソッと何か言ったけど全然聞き取れなかった。
そしてそのままスタスタと先に家の中に入ってしまった。
な、何であんなに怒ってたの?