席替えをしたら隣が、女嫌いな一ノ瀬くんになりました

「それだけ?じゃないよ!私ずっと寂しかったんだからねっ?!」


奈緒は涙目でちょっと怒りながら、そう言った。


「ごめんっ、ごめん。最近一ノ瀬くんと話しすぎて、奈緒と全然話せてないね。これからはいっぱい話そ?」


私がそう言うと奈緒は、静かに頷いた。


「それにしても奈緒、今日は子供みたいだね?」


私がそう言うと奈緒は、


「いつも大人ぶるのはさすがにしんどいし無理だわ」


と言った。


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