席替えをしたら隣が、女嫌いな一ノ瀬くんになりました

私が口を開こうとすると橘くんが先に、

「俺になんか用あるの?」

と聞いてきた。


「えっ...?」


私は突然のことだからそう言ってしまった。


途中から私は橘くんにお礼を言おうと思ってたんだと思い出したが、またもや橘くんが先に、

「さっき若菜ちゃんが俺のクラスの前でなんかしてたから、若菜ちゃんのことだから昨日のお礼とか言いそうだなって思って。勘違いだったらごめんっ..」

と言ってきた。


< 122 / 293 >

この作品をシェア

pagetop