席替えをしたら隣が、女嫌いな一ノ瀬くんになりました

私は驚きながらも小さい声で、


「ありがとうっ...」


と言った。


授業が終わり、一ノ瀬くんが教室から出ようとしていた。


一ノ瀬くんにお礼を言わなきゃっ!


私はそう思い、必死に一ノ瀬くんを呼び止めた。


「待ってっ..!一ノ瀬くんっ..!」


私がそう言うと一ノ瀬くんが振り向き、


「...何...?」


と聞いてきた。


< 19 / 293 >

この作品をシェア

pagetop