席替えをしたら隣が、女嫌いな一ノ瀬くんになりました

私は途中からちょっと笑いながら、

「ありがとうっ...。まぁ、まだ告白してないから付き合えるかもわからないけどね」

と言うと橘くんが、

「それじゃあ今日は帰ろっか?もう遅くなるし。若菜ちゃん、はい」

と言い立ち上がり、私に手を差し伸べてくれた。


私は明日頑張って一ノ瀬くんに告白しよう。


そう思いながらその手を受け取り、橘くんと帰った。


< 193 / 293 >

この作品をシェア

pagetop