席替えをしたら隣が、女嫌いな一ノ瀬くんになりました

私はちょっと緊張しながらも、


「あのっ...、さっきはありがとうっ...。教科書見せてくれてっ...」


と小さな声で頑張って言った。


すると一ノ瀬くんが、


「ああっ..、別にいいけど」


と言った。


私はその一ノ瀬くんの言葉にほっとするけど、急に一ノ瀬くんが私の顔を見て笑いだした。


「ふっ...、ふふっ...」


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