席替えをしたら隣が、女嫌いな一ノ瀬くんになりました
私だけに
一ノ瀬くんに教科書を見せてもらった次の日、奈緒と一緒に学校に行くと一ノ瀬くんがいた。
一ノ瀬くんは高橋くんと話していた。
私がおはようと言うか迷っていると、
「おはよっ」
と、私の目を見ながら言ってきた。
その後私も、
「あっ...、おはよっ...」
と小さな声で言った。
「ふっ...、ふふっ...」
私が席に着くと昨日のことを思い出したのか、一ノ瀬くんが急に笑いだした。