席替えをしたら隣が、女嫌いな一ノ瀬くんになりました

「若菜、ちょっと来て!」


「えっ...?ちょっ!?」

奈緒は顔を険しくしながら、私の手を握った。


私は奈緒に手をひっぱられ、仕方がなくついていった。


ついた場所は、私たちのクラスの近くのトイレ。


目的地につくと奈緒は口を開いた。


「ねえねえ、さっきの何っ...?」


「えっ...?さっきのって...?」


「一ノ瀬くんと話してたじゃん」


ああ。


一ノ瀬くんのことか。


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