雨の日が大好きな君
亡き父母
「いってきま~す!」僕は両親に元気な声であいさつをして、家をでていった。「いってらっしゃい」いつもの両親の声がかえってきた。不思議な事に、なにをしに出て行ったのかはわすれてしまっている。一日中どこかで遊んでいたのかな。夕方になって、僕は、「ただいまー!」
と、朝とかわらない調子で言った。
返事がない。
いないのかな?とおもいながら、リビングに走って行った。
ドアを開けた。
そこでみたものは…
リビングが一面真っ赤な血の海になっていて、その真ん中に両親が、まるで泳いでいるかの様に横たわっている光景だった。
赤い
紅い
暗い
冷たい
怖い
急に頭痛が僕を襲った。
そこから先はおぼえていない。
たしか僕か小学校四年生の時の事だった。
と、朝とかわらない調子で言った。
返事がない。
いないのかな?とおもいながら、リビングに走って行った。
ドアを開けた。
そこでみたものは…
リビングが一面真っ赤な血の海になっていて、その真ん中に両親が、まるで泳いでいるかの様に横たわっている光景だった。
赤い
紅い
暗い
冷たい
怖い
急に頭痛が僕を襲った。
そこから先はおぼえていない。
たしか僕か小学校四年生の時の事だった。