雨の日が大好きな君
「はぁ…はぁ…。小雪、体力あるなぁ~…。」
「ハマ君が体力なさすぎなんだよ!」
「どんだけ体力バ…」
「カじゃないよ!?」
言葉を遮られた。
「くっそ…。」
「ふっふっふ。」

「ついたよ!」
「うわっ!こえ~…」
そこは廃屋のような三階建ての建物だった。
小雪は、手慣れた感じで、ドアの取手に付いていた南京錠をとりはずした。
「ピッキングかよ…」
「失礼しちゃうな~!」
「ま、いっか!」
「そうそう!いいのいいの!」
ドアを開いた。
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