雨の日が大好きな君
「ひぃっ!?」
駅員は僕の腕を振りはらって、一目散に改札口にむかった。そしてほかの駅員に電話をさせていた。

僕は小雪を駅のホームに座らせ、僕自身も小雪の隣りにすわっていた。





それからまもなく、警察が二人やって来た。

「浜田大介!連続殺人、死体遺棄の容疑で逮捕する! 」

「なんだって…?殺人…死体遺棄…この僕が?」

「いいからこい!話は後でゆっくり聞いてやる!」
といって、僕の腕に手錠をかけ、つよく引っ張った。
「ちょっとまって!!小雪も…彼女もつれていってくれ!」

【パァァン】

警官の右手のひらがぼくの左頬をビンタした。
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