平然と嘘
4️⃣
再再会
それから14年後
俺が40歳の時に
出張先で夕紀に再会した。
あの時の俺の態度に
嫌味を散々言っていたが
話している内に
また、前のような関係に・・・・
はじめは、ひと月に一度から
だんだんと会う回数も増えていった。
澪との夫婦生活もあった。
あの日、俺の元に帰ってきて
くれてから一年位してからだったか
今では、月に一度位だが。
お互いに気持ちの良いものだった。
夕紀は、あれから彼氏もいたが
結婚まで行くことはなかったらしい。
あんな態度をした俺だが
忘れられなかった・・・・・・と。
何が、どうなのかと
言われても、わからないが
夕紀との体の相性が良いのか
「ゆきっ‥‥‥ゆきっ‥‥きもち‥‥いいっ」
「ん‥‥ぅん‥‥‥じゅん‥‥やっ」
何度も腰を打ち付けていく
「うっ‥‥‥‥‥ん‥‥‥」
「あ‥‥‥っ‥‥‥んん‥‥‥‥」
だが、俺達は、前回の事もあり
行動は、慎重を来していた。
澪は、大和が高校に入ると
看護師の仕事に復帰した。
パートと言う形で。
お袋は、現役から離れて
看護学校の校長を頼まれて
やっていたが
まもなく退職の予定だ。
大和が大学を卒業して
社会人になった
大和の住んでいるマンションと
夕紀の住まいが近いとわかったが
ばれるとは、思ってもいなかった。
俺は、快楽に溺れて
また、正常な判断を怠った。