tomorrow
しばらく歩いて高校に。

その隣にはエスカレーターで進学できる大学もある。

高校には1年も行ってなかったけど

親が毎晩ヒステリック起こすから

仕方なく高卒認定とって

いちばん入学が簡単そうなこの大学に進学した。

大学にはいろんな奴がいた。

自分がいかにせまい世界で生きてきたかが分かった。

だけどどの世界にも

暗黙のルールがあった。

暗黙のルールもそれほど難しくない。

時折辛くなっても

そのたびに

「すべての人間はゴミ」

と思えば乗り切れた。

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