tomorrow
平和中学校にはさすがに立ち寄る勇気が出ず
500mの表示が指してる方向は無視して
さっき買ったコーヒーをひとくち飲む。
やりきれない気持ちと
やり場のない怒りを
握ったコーヒーの缶にぶつける。
それでも缶が少しへこむだけ。
タケシと大喧嘩したとき
タケシに
「つぶすぞ」
って言われて
「もうこっちはつぶれてんだよ」
って言ってしまったことを思い出す。
タケシは何も言い返してこなかった。
申し訳なさそうな顔しか思い出せない。
タケシは高校の化学の実験の班で仲良くなったけど
あの喧嘩の日以来
俺は高校に行かなくなった。
クラスのみんなの憐れむ目を思い出して
何度俯いたか分からない。
500mの表示が指してる方向は無視して
さっき買ったコーヒーをひとくち飲む。
やりきれない気持ちと
やり場のない怒りを
握ったコーヒーの缶にぶつける。
それでも缶が少しへこむだけ。
タケシと大喧嘩したとき
タケシに
「つぶすぞ」
って言われて
「もうこっちはつぶれてんだよ」
って言ってしまったことを思い出す。
タケシは何も言い返してこなかった。
申し訳なさそうな顔しか思い出せない。
タケシは高校の化学の実験の班で仲良くなったけど
あの喧嘩の日以来
俺は高校に行かなくなった。
クラスのみんなの憐れむ目を思い出して
何度俯いたか分からない。