いつか誰かに恋をする………。
ここにきて…………

お父さんの死が、現実になった。

お父さん…………目を開けないの?

笑ってくれないの??

骨になって……………会えなくなっちゃうの??

「お父さん。
お父さん!!起きて~
ねぇ、笑ってよ。
僕、プールしてたんだよ!!
また幼稚園に行くんだよぅ~
お泊まりして、お父さんにお話するよ。
ねぇ、ねぇ~
起きてよう~!!!!!」

揺すっても、叩いても………

目を開けることはなかった。

冷たいお父さんは…………

お母さんと一緒で…………

ある日突然、俺の前から………いなくなった。
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