いつか誰かに恋をする………。
俺にとって…………大切な家族。

一花姉や母さん、クマさんに助けられて……………

今の俺がある。

けど……………

家族だけど、本当の家族じゃない。

俺の家族は………

不本意だが。

俺を捨てて、男を追って行ったお袋と。

早く別れた…………

親父なんだ。

和花は…………。

家族?

もちろん、大切な存在だ。

妹のようで、娘のようで………。

一緒に育ってきた。

何より大切な家族だ。

けど………

和花はそれを望んでない。

俺を好きだと言った。

俺だって和花が大好きだ。

愛してる。

でも、俺の言う『好き』と和花が言う『好き』は違う。

和花は………俺を男として好きだと言った。

……………………………いつからだ??

…………………………………はぁ~っ。

キス…………したんだよなぁ。

小さい頃は、しょっちゅうした。

可愛いくて…………食べてしまいたい程………可愛いくて。

お風呂だって入れてたのに……………。

あぁ~!!!!!

どうしたらいいんだぁ~

……………分からん。

まさか………妹のように可愛いがっていた天使が…………

女の子として………

俺の前に現れるとは…………。

………………泣いてたなぁ。

諦めるって。

どうしたらいいんだよぅ……………。





頭を抱えていても

授業はある訳で……………。

重い腰を上げて、職員室に戻る事にした。
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