君が好きで好きで
「ねー、晴人」

全部言っちゃおうかな

もう閉じ込めておくのは苦しいよ

「晴人はさ、好きな人とかいないの?」

「なんだよ急に」

晴人の顔が少しだけ赤く染っている気がする

やっぱり好きな人ぐらいいるよね

なのに、いつまでも幼なじみの私に構ってくれてるんだ

「いるんだね」

「まぁな」

あーどうしよう

聞いたのは自分なのに泣きたくなってきちゃった
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