三次元彼氏。
「無理やりじゃない! な! 宗くん?」
「え、うん…」
「見苦しいよ早瀬」
「いやっ、宗くんちょっとは笑って!」
その後もすごく楽しい時間を過ごして、僕も数曲歌ったし彼女も僕は聞いたことのない曲を1曲だけ歌っていた。ほとんど早瀬と天音さんが歌っていて、それを聞いている時間がほとんどだったけど、初めて友人の前で歌ったので少し緊張してしまっていたからちょうどよかった。
「っあー! 歌った歌ったー! 久々のカラオケ超楽しかったー!」
時間はあっという間に過ぎ、いつの間にか19時を過ぎていたのでお開きになった。
「じゃあ俺らJRだからここで」
「あ、そっか。うん、気をつけて」
「また明日ねー」
「ガッキーまた明日ねー」
「ほのかちゃん俺は? 俺も明日いるよ!」
「うっさいわ、さっきので引かれたんだから大人しくしてなさい」
喚く早瀬をズルズルと引きずり、天音さんと早瀬は駅の中へ入っていった。