私立秀麗華美学園
「にしては堂本、最初会った時無用心すぎたんちゃう?」
「あ、はい。油断してました。久しぶりに妹に会ったので、母親の顔も見たくなり……皆さんに遭遇した時は、僕の人生もこれまでかと思いました」
俺たちは殺し屋か。
「大変なんやね、やっぱり」
「はい……でもやはり高校生ですし、同じ境遇の方が……ということは夢のようでしたので、つ、付き合ってみることにしました……」
言いながら、堂本は俯いた。赤くなってやんの。
三松も同時に顔を赤らめる。
「よかったわね。これからちゃんとお互いのこと知り合って、大事にしてね」
それを言うなら騎士のことも大事にしてね。
「はい! ありがとうございました」
「これからも、活動頑張ってください。私たちでよければ協力しますので」
俺は見逃さなかった。雄吾の水晶のような瞳が、怪しげに光ったのを……
2人は何度も何度も深いお辞儀をしつつ、校舎の方へ(やはり手を繋いで)戻って行った。
「よっしゃーっ! 仕事完了ーっ!」
「結局丸く収まったじゃない」
「いい協力者も得られたしな……」
うん、よかったね。
「それじゃあ、しばらく休業よね」
「テストだな……」
気合いを入れまくる。
勉強に専念だ……!
……負けたら、学祭の出し物の主役は笠井とゆうか。
何度も心に釘を刺す。
「あ、はい。油断してました。久しぶりに妹に会ったので、母親の顔も見たくなり……皆さんに遭遇した時は、僕の人生もこれまでかと思いました」
俺たちは殺し屋か。
「大変なんやね、やっぱり」
「はい……でもやはり高校生ですし、同じ境遇の方が……ということは夢のようでしたので、つ、付き合ってみることにしました……」
言いながら、堂本は俯いた。赤くなってやんの。
三松も同時に顔を赤らめる。
「よかったわね。これからちゃんとお互いのこと知り合って、大事にしてね」
それを言うなら騎士のことも大事にしてね。
「はい! ありがとうございました」
「これからも、活動頑張ってください。私たちでよければ協力しますので」
俺は見逃さなかった。雄吾の水晶のような瞳が、怪しげに光ったのを……
2人は何度も何度も深いお辞儀をしつつ、校舎の方へ(やはり手を繋いで)戻って行った。
「よっしゃーっ! 仕事完了ーっ!」
「結局丸く収まったじゃない」
「いい協力者も得られたしな……」
うん、よかったね。
「それじゃあ、しばらく休業よね」
「テストだな……」
気合いを入れまくる。
勉強に専念だ……!
……負けたら、学祭の出し物の主役は笠井とゆうか。
何度も心に釘を刺す。