俺のボディガードは陰陽師。
★★★
『伶士くんが普通の生活を送れるように尽力します』
『だから、今まで通りに過ごしていて?…部活、頑張って』
…バケモノの奇襲によって、颯太や美森らクラスメイトを巻き込んでしまって、絶望、窮地に立たされていたのに。
俺の大切にしているもの。
『平穏』な日々。
この高校でやるサッカー。
…この二つを俺が大切にしているということを、彼らがわかってくれたような気がして。
『全てを…護り通します』
すごく、嬉しかった。
そして、昼のあのバケモノ出現の件にすっかり怯えていたはずなのに。
彼らにそう一言告げられただけで、不思議と何も恐いものは無くなり。
放課後、普通に部活に出ることが出来ていた。
だが…。
「伶士さま、旦那様が首を長くしてお待ちですよ?」
「えっ…」
迎えの車へと乗り込み、帰路の途中。
運転している忠晴からそう告げられる。
まさか…。
「…聞いたの?」
「菩提さんから報告は入っておりますよ?伶士さま、学校で危険な目に合ったそうじゃないですか。なのに、すぐに帰って来なかったと、旦那様はカンカンです」
うわ…めんどくせー。
『伶士くんが普通の生活を送れるように尽力します』
『だから、今まで通りに過ごしていて?…部活、頑張って』
…バケモノの奇襲によって、颯太や美森らクラスメイトを巻き込んでしまって、絶望、窮地に立たされていたのに。
俺の大切にしているもの。
『平穏』な日々。
この高校でやるサッカー。
…この二つを俺が大切にしているということを、彼らがわかってくれたような気がして。
『全てを…護り通します』
すごく、嬉しかった。
そして、昼のあのバケモノ出現の件にすっかり怯えていたはずなのに。
彼らにそう一言告げられただけで、不思議と何も恐いものは無くなり。
放課後、普通に部活に出ることが出来ていた。
だが…。
「伶士さま、旦那様が首を長くしてお待ちですよ?」
「えっ…」
迎えの車へと乗り込み、帰路の途中。
運転している忠晴からそう告げられる。
まさか…。
「…聞いたの?」
「菩提さんから報告は入っておりますよ?伶士さま、学校で危険な目に合ったそうじゃないですか。なのに、すぐに帰って来なかったと、旦那様はカンカンです」
うわ…めんどくせー。