俺のボディガードは陰陽師。

富岡さん他もう一人は陣内の元カノで。

深夜に四人でちょっとした飲み会になる。

富岡さんは、なぜか常に俺の隣にいて、ちょっとくっついてきたりなんかもした。

富岡さんはショートカットで、太っているわけでも痩せてるワケでもない普通の女子。特別美少女でもない。

女バスのイメージそのもので、強気そうだが、酒のせいか上目遣いで話し掛けてきた。



丑三つ時を迎えて、いい感じに酔っ払って陣内のベッドで俺は寝る。



しかし。彼女がなぜか、俺の寝床に入ってきて。

後ろから抱きついてきた。

そして、後ろから俺の体のあちこちを触る。

そうなると、こっちだって堪えきれず。

行くところまで行ってしまった。



と、いう話。



冷静になって思い返すと、後悔が押し寄せてたまらない。

何で、あんなよく知らない人とそういう風になってしまったのか。

向こうはその前の話の中では『彼氏はいない』と話していたけど。

後味は悪かった。



それから、富岡さんとは廊下で会ったら話し掛けられるようになる。

今度どっか遊びに行こ?と言われるが、乗り気にはなれず、うやむやに濁していた。



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