俺のボディガードは陰陽師。
熱くも冷たくもなく
★★★
「お帰りなさいませ…伶士お坊っちゃま…」
「…だから、それはやめろってんだろが」
何だ何だ。
部活が終わって、颯太やチカとイオンでちょっとメシ食べて。
家に帰ってくるなり、じとっとしたこの空気。
ずーんと落ち込んでいる。
何だ何だ。
俺が家を出る時に、部屋で休んでいたはずのヤツは今。
ちゃんと着替えて、メイクもしていて。
我が家のリビングの陽当たりの良い隅っこで、背中を丸めて何やらせっせと作業をしている。
私服姿、初めて見た。
…だなんて思いながら、それとなく近付いて何をしているのか覗き込んでみるが。
(………)
え?
ヤツ、鈴代なずなの周辺には。
なぜか、段ボールが二つ。
その中には…なぜか、割り箸?
大量の割り箸と、その袋。
『おてもと』と書いた細長い袋。
それをせっせと袋詰めしている。
え…内職?!
人んちのリビングの隅で、内職?!
そんなに金に困ってんの?!
「お帰りなさいませ…伶士お坊っちゃま…」
「…だから、それはやめろってんだろが」
何だ何だ。
部活が終わって、颯太やチカとイオンでちょっとメシ食べて。
家に帰ってくるなり、じとっとしたこの空気。
ずーんと落ち込んでいる。
何だ何だ。
俺が家を出る時に、部屋で休んでいたはずのヤツは今。
ちゃんと着替えて、メイクもしていて。
我が家のリビングの陽当たりの良い隅っこで、背中を丸めて何やらせっせと作業をしている。
私服姿、初めて見た。
…だなんて思いながら、それとなく近付いて何をしているのか覗き込んでみるが。
(………)
え?
ヤツ、鈴代なずなの周辺には。
なぜか、段ボールが二つ。
その中には…なぜか、割り箸?
大量の割り箸と、その袋。
『おてもと』と書いた細長い袋。
それをせっせと袋詰めしている。
え…内職?!
人んちのリビングの隅で、内職?!
そんなに金に困ってんの?!