俺のボディガードは陰陽師。

チカは栗色の毛足長めのヘアスタイルという、多少チャラい見た目だけあって。

中身も多少チャラい。ギャル好きも納得。

良く言えば、ユーモアがある。

悪く言えば、ふざけてる。

そして、エロい。



「いやーEカップ最高。水口さんごめん。でもうらやますぃー」

「………」



あほ。

謝るくらいなら、最初から口に出すんじゃない。



そこにいるせづマネは、瞳真くんの彼女さん。

二人はかつてサッカー少年団のチームメイトという幼なじみ同士で、校内でも有名なおしどりカップルだ。



でも、確かに。

せづマネの胸は、大きい…。

チームTシャツ姿だが、もう胸が大きすぎて、Tシャツがぴちっとしていて、カタチがはっきりとわかる。

男子部員、大喜び。

俺も気にな…いや、目のやり場に困る!



チカは大喜び組の方だ。

今も手をワキワキとさせて、怪しく笑いながら「ダーブルパチンコ!」と、その手をクイクイと動かしている。

ダブルパチンコ?某芸人さんのネタ?

それ、パチンコのレバー回してる系?

でも、胸を揉んでる系…エロっ。

ネタパクった上に、エロアレンジした。

変態。変態だこいつ。



「伶士もダーブルパチンコ!してえだろ?爽やかイケメン伶士のダーブルパチンコ!いひひ」

「このっ…あほ!」



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