俺のボディガードは陰陽師。
そのうち電気を消し、部屋の中が間接照明のみとなると。
昨晩同様、お泊まり会風トークの始まりとなる。
最初は、今日の試合のことから…。
「…そうだ!おまえ、試合見に来るのにあの露出だらけの格好はないだろ!場違いだしエロいし…」
「え?そう?スポーツ観戦だからスニーカーにしたのに」
「足元以外全部ダメだろが!」
…そこから、話が広がり。
「サッカーやるために星天来たの?」
「うん。二年に幼なじみがいて、同じチームでサッカーやりたくて」
「あぁー。水口パイセン。みんなキャー騒いでいる人。準ミスの。むーが学祭で売ってた写真集買ってたわ。パイセンの写真とノートの端っこに何か書いた写真」
「俺も買った。…あのノートの端に書くの昔からなんだ。俺が見たのは『いい店作ろうキャバクラ幕府』って書いてあってビックリした」
「キャバクラのオーナーか!…天然なの?」
…どんどん、深い話になっていく。
「でも、伶士ってお金持ち学園にいたんだろ?なのによく平民の公立高校来たなー?それほどサッカーやりたかったワケ?」
「あ…まあ」