俺のボディガードは陰陽師。
二人で視線を合わせて頷いた後、揃って俺達の方を見る。
「…橘社長。この件の生き霊の正体がわかりました」
菩提さんは、そう言って涼しげな笑みを見せる。
親父は「何っ!」と声をあげた。
「誰の仕業かわかったというのか!」
「はい。調査に時間がかかってしまいましたが。どこの誰かわかりましたよ?」
な、何だって?!
この事件…度々俺を襲ってきたヤツの正体がわかった?
今のバトルからの、謎解明。
急な展開ではあるが。
とうとう…?
「…ご説明致しましょう」