俺のボディガードは陰陽師。
譲れないモノと理屈で言い表せない何か
★★★
…漆黒の夜空のような暗闇。
そこはまるで、重力なく浮いていて。
暗い暗い海の中にいるみたいだ。
そんな暗闇の中で、夢を見た。
《…伶士…伶士…》
これは…母さんの声だ。
いつもの高くて綺麗な声。
そこで、視界が開ける。
そこには、若き日の母さんが、赤ちゃんを抱き上げて自分の膝に立たせている。
その膝の上で、赤ちゃんが足を動かして跳ねるように体を動かしていた。
《…伶士かわいいねー?かわいいねー?》
そう言って、赤ちゃんに満面の笑みを向ける母さん。
母さんが笑いかけるのを喜ぶように、膝の上の赤ちゃんは、更に手足を動かす。
あの赤ちゃんは…俺だ。
《…伶士、おかあさんがついてるからね?》
しかし、何でこんな夢を見るんだろう。
赤ん坊だった俺、こんな記憶残ってるわけないのに。
しかも、客観的にこの光景を見てるこの状態って、あり得るのか…?
《…伶士のこと、おかあさんが守るからね?…》
…漆黒の夜空のような暗闇。
そこはまるで、重力なく浮いていて。
暗い暗い海の中にいるみたいだ。
そんな暗闇の中で、夢を見た。
《…伶士…伶士…》
これは…母さんの声だ。
いつもの高くて綺麗な声。
そこで、視界が開ける。
そこには、若き日の母さんが、赤ちゃんを抱き上げて自分の膝に立たせている。
その膝の上で、赤ちゃんが足を動かして跳ねるように体を動かしていた。
《…伶士かわいいねー?かわいいねー?》
そう言って、赤ちゃんに満面の笑みを向ける母さん。
母さんが笑いかけるのを喜ぶように、膝の上の赤ちゃんは、更に手足を動かす。
あの赤ちゃんは…俺だ。
《…伶士、おかあさんがついてるからね?》
しかし、何でこんな夢を見るんだろう。
赤ん坊だった俺、こんな記憶残ってるわけないのに。
しかも、客観的にこの光景を見てるこの状態って、あり得るのか…?
《…伶士のこと、おかあさんが守るからね?…》