俺のボディガードは陰陽師。
…あれから、車の中でも眠ってしまって、家に到着の際には起こされたけど。
どうしても眠気や体の怠さには勝てず、部屋に直行して瞬殺で寝てしまった。
泥のように眠って、眠って朝目覚めるが、やっぱり体は怠いし、頭がくらくらして熱がある。
結局、部活は休むことにして、キャプテンに連絡したら、土日しっかり休んで復活しろと言われた。
そして、またしばらく部屋で寝る。
布団の中に入ってまたうとうとしたところで、ふと思い出す。
…そういや、なずなは?
さっきから見てないし、朝目覚めた時は部屋にいなかった。
まさか…俺を襲っていた鹿畑倫子さんの霊が成仏して。
ミッション、依頼は終了。
もう、出ていっちゃったのか?
…だなんて、そんな冷たいヤツではない。あいつは。
自分の部屋で寝てるのだろうか。
しかし、目の届く範囲にいないと気になってしまうだなんて。
なずないなくなったら、俺どうなるんだよ。
依頼はもう終わった。解決してんだ。
直になずなはこの家を出ていく。
なのに、俺こんなんでどうするんだ。
あほか…。
あほ…。