俺のボディガードは陰陽師。
可愛い我が子…?
冷徹人間じゃねぇぞって…?
ちょっとイラッとくる。
「まあ…過保護は認める。だっておまえ、危なげだからな」
(………)
そのセリフに。
だいぶイラッとくる。
「…危なげ?…いつまで子供扱いする気だよ!俺はもう高校生だぞ!」
「子供扱い?…高校生はまだ子供だぞ!まだ未成年だろが!親の監視が必要だ!特に伶士、おまえはな!」
「はぁっ?!何で俺!…だから俺には何でも口出して言いなりにしようとするのか!黙って言うことを聞けとか俺の言うとおりにしろとか!」
「おまえは母さんと同じで、儚くて危なかしいんだよ!母さんにそっくりな可愛い顔しやがって!」
「か、可愛い顔?!…それ、何の関係があんだよ!」
「それは聞き流せ!…それより、述べ12回。この回数なんだかわかるか?!…伶士、おまえが誘拐未遂に合った回数だ!」
「じ、12回?!…俺、そんなにバカだったの…」
「バカなんてもんじゃねえ!素直で純粋すぎるんだ!それより、こっちがどれだけそのバカさに神経張ってっか、わかってんのか!なのにおまえは、警護設備の低い公立高校受験するって言い出すわ、車の送迎嫌がるわ…」