俺のボディガードは陰陽師。
しかし、なずなは再び制止も聞かずに、奥の方へと足を進める。
そこは、壁なのになぜかカーテンで目隠しされている部分だった。
だが、なずなはそこに手を掛ける。
「社長の癒し!…loveyou!」
フザけたことをぬかして、なずなはおもいっきりそのカーテンをシャッと開ける。
だが…。
(え…)
カーテンに隠されていたそのブツを見て、驚愕。
あと、ざわざわと鳥肌がたった。
な、何これ…!
「いひひ。伶士ギャラリー一般公開。いひひ」
「…なずなおまえぇぇぇっ!」
開かれたカーテンの向こうには。
特大のコルクボードが貼られていて。
そこには、何枚もの何枚もの…。
…俺の写真。
小さい赤ちゃんの頃から、小中学生、高校のユニフォーム…最近のものまで!
述べ数十枚という、俺の写真だらけ…!
時々兄貴。
何だこれ…!
まるで、ストーカーの部屋みたい。
親父…何なの?
たった今発覚した親バカ過保護に加えて…ストーカーなの?!
無数の写真たちの壁を見上げて呆然としてしまう。
そこへなずなが、いひひ…と悪そうな笑みを浮かべてやってきた。