俺のボディガードは陰陽師。
「むふふー。これでわかったろー」
「………」
なぜ、ドヤ顔でやってくる。
「出来が悪いから過保護…ブーッ!正解は、可愛すぎて愛しちゃってるから過保護なのでしたー!」
「は…」
「可愛すぎて愛し過ぎちゃってるので、危ない目に合わせないために!何でも口を出しちゃってるのでしたー!」
「………」
絶句だ。
まさか、こんな展開になるとわ思ってもみなかった。
ポカーンだ。
開いた口が塞がらない。
そんな…まさか、その逆だったとは。
親父によく思われてないと思ってたから、この展開、目まぐるしくてちょっとキツイ。
そんな素振り、見せてたか?
いや、この写真をカーテンで隠してるあたり、隠してたんだと思うけど。
だってキモいし。
「しゃちょーさー。この部屋に入ったら必ずこれ見せてくんだよね。で、息子自慢すんの。伶士は小さい頃から今も奥様そっくりで可愛いとかサッカー頑張ってるとかまつ毛長いとか歯が白いとか…」
「………」
待て。後半、みっちょと同じレベルだぞ。
「で、最近伶士が反抗的で目も合わせてくれないとかで嘆いてたぞ。思春期のバカヤローって言ってた」
「………」
もうええわ。