俺のボディガードは陰陽師。
これで納得するわけじゃないけど。
何だか…心がフッと軽くなった。
俺はこれでいい。
まともで良かった?
消化しきれなくても、そんななんてことない一言が。
真っ黒い感情を、まっさらにしてくれる。
「…しゃちょー!リバースじゃ!」
今度はなずなが親父の背後から登場した。
再びバズーカの先を親父の背中に押し付けている。
「しゃちょー!参る参る!」
「そのバズーカは一発だけだろが。それに…いいのか?」
親父が開いていた書斎のドアの向こうを指差す。
あ…。
そこには、怪訝そうな顔をしてこっちを…いや、なずなを見ている。
ボス・菩提さん…。
「あ、あぁっ…!」
なずな、青ざめている…。
「なずな、社長に何やってんの?それに、何?そのバズーカ。おまえの父親の私物でしょ?それで社長に何してんの?」
「ああぁぁっ!す、す、すみません!だから減俸やめてー!」
本当。
何やってんの?