俺のボディガードは陰陽師。
それに…悪霊の仕業だとかに対するお祓いって、その場ですぐに終わるもんじゃないの?
なのに、現場調査だの問診だの。
得体が知れないから、引き続き調査だのボディーガードだの。
警察か探偵?
今の時代は、摩訶不思議。
カオス。
我が家に到着し、忠晴と家に入ると。
待ち構えていたのは、朝の件を非常に盛った親父だった。
「伶士、どうだ?どうだったんだ!」
「どうって…」
「まあ聞かなくてもな、菩提から報告は入ってる!」
「………」
じゃあ、聞くな…。
「ったく、大袈裟すぎんだよ。あのぐらいで」
「あのぐらいって、もう…」
母さんが傍で心配そうに見つめてくるが。
そんなに心配されると、申し訳ないのか…腹立つのか。
もう腹が減ったので、着替えず食事。
テーブルに着くと同時に、忠晴によって食事が出てきた。
そんな俺の発言に、横で親父がボソッと呟くように一言返してくる。
「大袈裟とは何だ。父さん達がいないと、おまえ一人じゃ何も出来ないだろう」
「………」
「学校には行かせない!と言ったら、用心棒つけるから心配ないと菩提から聞いてる。これで学校には通えるんだな?」
「………」