松姫様からの贈り物
現代に帰還と恋のチャンス
「ん……?」
眩し……
光が眩しくて目をうっすらと開けると見覚えのある天井が見えた。
あれ…ここって………
重い体を起こして辺りを見回すと突き当たりにクローゼット、その扉にかかった私が通っている制服、枕元の引き出しには花の形のした勉強ライトが灯っている。
ここは間違いなく私の部屋だった。
確か近くにスマホがあったはず……
近くにあるはずのスマホを探り当て、画面をつけると松さんがいた時代にタイムスリップしてしまった日から次の日が表示されていた。
あれは……夢、だったの………?
不思議な夢だったな…と思っていると右手に違和感があった。