松姫様からの贈り物


「え?」


どうして謝るの?悪い事したの私なのに……


「あ、あの…謝るのは私の方なんです…」


私が変なことしたから…


「私が変なことしたからですよね…?ごめんなさい……っ」


「結愛ちゃんが謝る必要ないんだよ!置いていった俺らが悪いんだから…だから、おあいこで!」


そう言って男の子達はにっこり笑った。


よかった…


男の子達にぺこりと頭を下げて席に戻って一息ついた。


その時にさっきお話した男の子とは違う男の子と女の子数人がやってきた。


「おはよう、竹下さん!」


「おはよー!」


今日はいつもよりお話する回数が多い日なのかな?と疑問に思ったけどその子達がにっこり笑ったので私もおはよう、とにっこり返した。
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