松姫様からの贈り物


にっこり微笑むとみんなの頬(特に男の子)が赤く染まって……


「竹下さん可愛い!」


「竹下ちゃん天使ー♡」


彩華ちゃん達はみんなして私に抱きついてきた。


「おいこら、雫どけよ。竹下さんは俺の天使だぞ!」


「ちょ待て!なんで和真のになってんの?俺のだわ」


「あんた達何言ってんのよ!竹下ちゃんは私と彩華の天使だから!」


離れなさいよ!と言い合っている雫ちゃん達。


あわわわわ……なんか睨み合ってる…っ


「あ、あの……っ──」


私が仲裁しようとして1歩前へ出かけた時。


「はいはい。その辺にしときなよ」
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