松姫様からの贈り物
湊くんはさっきまで座っていた椅子から立ち上がり玄関へ向かった。
私も湊くんの後を追って駆け足で玄関へ向かう。
玄関でパンプスを履いているとお母さんが私にお弁当を差し出した。
「あ、ありがとう!お母さん」
「うん、行ってらっしゃい!気をつけてね」
うん、と笑顔で頷いて玄関を出た。
学校までの道のりを湊くんと雑談しながら歩く。
私の幼なじみの湊くんは勉強もスポーツもトップレベル。
私も勉強もスポーツも頑張ってるつもりなんだけど湊くんにはとてもかないそうもなく···
そして湊くんは顔もイケメンさんなのです。