松姫様からの贈り物
「何ボケっとしてんの。俺が後ろ半分の奴らの勉強見るから。それなら竹下さんも少しは楽になれるでしょ?」
そうだ……柏木くんが他の子の勉強を見てくれるって言ってくれてるんだから……しっかり勉強みなきゃね!
「うん!ありがとう…柏木くん!」
「そのかわり──」
柏木くんは少し悪い笑みを浮かべて私の耳元である提案をしてきた。
ふぅ……なんか緊張する……!
帰りのHRが終わってから私は学校の図書室にやってきていた。
カラカラカラ……
「失礼しまーす……」
私が図書室のドアから顔を出すとある人がお、やっと来た。とこちらを見た。