音楽が呼ぶ奇跡
大好きだった音楽も歌も演奏する事も、聴くことも何も出来ない。音が私の耳を通らない
中2の冬、高熱を出した。私を呼ぶ声がどんどん遠ざかる。暗闇の中にポツンと私1人だけ。そんな浮遊感に見舞われる。そこで、誰かと会った気がする。
『ごめんね』
目が覚めると私の視界から色がなくなった気がした。景色は見える。自分の部屋にあるベットで横になっている。天井も見える。けど、色があるのに色がないように感じる。
そして、違和感を覚えた。この世界にある無数の音が聞こえてこなかった。鳥の声、風の音、車が通る音、小学生が話しながら下校している声…沢山の音が聞こえてこなかった。
1人だけ無の世界に取り残されたように感じる。あの暗闇の世界みたいに。
中2の冬、高熱を出した。私を呼ぶ声がどんどん遠ざかる。暗闇の中にポツンと私1人だけ。そんな浮遊感に見舞われる。そこで、誰かと会った気がする。
『ごめんね』
目が覚めると私の視界から色がなくなった気がした。景色は見える。自分の部屋にあるベットで横になっている。天井も見える。けど、色があるのに色がないように感じる。
そして、違和感を覚えた。この世界にある無数の音が聞こえてこなかった。鳥の声、風の音、車が通る音、小学生が話しながら下校している声…沢山の音が聞こえてこなかった。
1人だけ無の世界に取り残されたように感じる。あの暗闇の世界みたいに。