音楽が呼ぶ奇跡
『何かあったの?』

そう綴られていた。とても綺麗な字で。
私は、頷くと言葉を繋げた。

熱が出た事で耳が聞こえなくなったこと。そのせいで、ピアノまで弾けなくなったこと。用済みの私があの家から出ていかないと行けないこと……を。

心愛先生は優しく聞いてくれた。私の事に嫌な顔の1つもせず、優しく…。それだけで、胸がいっぱいになった。そして、気づいたら眠っていた。


今度はあんな暗闇な世界じゃなくて、真っ白い世界だった。
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ウィスタリア学園

総文字数/20,226

ファンタジー46ページ

表紙を見る
音楽と私

総文字数/40,551

恋愛(学園)124ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop