国中総てに虐げられてた私は未来の皇后?
優しさ(レイファ)
レオンさんが、ゆっくりシリスさんを進めだんだん御屋敷に近づいて来た…
「何これ?御屋敷じゃないよね……これって…お城…」
「城と言うのは正解だろうな。
此処はサーフウィカ王国離宮だ。主人としているのは、母の皇后フレアだ」
「えっ離宮?皇后様?母!わ、わ、わ、わたし帰りまふ」
「帰りまふ?あははは…面白いな君は、大丈夫だ皇后と言っても余生を過ごす普通の夫人だから、さあ着いたぞ」
レオン様?が、シリスさんから降ろしてくれて地上に足が着きひと安心です…今日は今までに無い経験ばかりしています。
「大きいですね、離宮ですか…サーフウィカ王国は…確か間に3つの国があったような」
「まあ、入りなさい。君の事もゆっくり中で聞かせて貰おうか」
レオン様は巨大な綺麗な細工を施された扉を開けて中に入って行った。私もキョロキョロ周りを見ながら付いて行ってるけど…此処凄い…とにかく広い空間が広がっています。
横に鎮座してる物達も佇んでいるだけなのに、迫力があります。絶対高価な物ですよ。
開けっ放しだった扉も、ギギギと唸りながら閉まっています?勝手に閉まるの?何ここ?
「レオン様…扉が閉まりました」
「開けて入ったから閉まるだろうな」
「??????」
「ククッ君は…レイファは楽しいな。
此処で少し待っていてくれ、母の様子を見てくる」
目の前の薔薇の細工が繊細に施された扉をレオン様が軽くノックした、すると中から。
「入りなさい」
「失礼します」
扉を開けると中から光が吹き込んで来た。
それにとても良い香りが私を包んでいく…自然の香り…とても心地良い…
レオン様は私を振り返り、目で待ってろと言い中に入って行った。
私は何故此処に?色々な事が有り頭の中がごちゃごちゃですが、遥か遠く迄飛ばされた様子みたいですし、あの国から出られた事だけは良かったのだろうな……
これからの事はどうにかなりそうな気がするわ…不思議な水を飲んでから、今迄は悪い方にしか考えられなかったのに、何故か少しだけ前向きに考えられる様になったのかも。
扉がそっと開き、レオン様に手招きされたので、レオン様が開けてくれている扉の中に入ると、そこは素晴らしい光景が広がっていました…
入って直ぐ目の前に大きなテラスがあり扉が開け放たれていた。
外には薔薇が咲き誇り、辺り一面綺麗なグラデーションが、薔薇が喜んでいるのか良い香りを風が運んでくれる。
私は自然に深く深く深呼吸して、薔薇の香りを身体いっぱい吸い込んだ。
「おい……おーい、レイファ!聞こえてるか?」
「えっあっ!ご、ごめんなさい!薔薇に見惚れてしまって」
「まあまあまあ!ありがとう嬉しいわね、こんな可愛らしい妖精さんに遊びに来ていただけるなんて」
「母上この娘はレイファと言います。
先程私が部屋から外を眺めて居た時、突然路の真ん中に現れたのです」
「あら?そうなの不思議な事ねえ~レイファちゃんいらっしゃい」
私は皇后様に、視線を向けました…
凄い神々しい迄の美しさ…
スラリとした素晴らしいスタイルで、ピンクゴールドの光輝く髪を綺麗にアップして、ゴールドの瞳は私と同じなのにとても高貴な瞳。
私は言われた通りふらふらと近寄った。
すると皇后様が私の手を両手で握ってくれました。
「皇后様…」
「フレアよ、そう呼んで!此処までレオンが連れて来たのなら良い娘なのでしょうし、私もレイファちゃんと色々お話ししたいわ」
私は今まで生きて来て、こんなに優しい言葉をかけられた事が無くて、フレア様の暖かい手を握りながら泣き崩れました。
「何これ?御屋敷じゃないよね……これって…お城…」
「城と言うのは正解だろうな。
此処はサーフウィカ王国離宮だ。主人としているのは、母の皇后フレアだ」
「えっ離宮?皇后様?母!わ、わ、わ、わたし帰りまふ」
「帰りまふ?あははは…面白いな君は、大丈夫だ皇后と言っても余生を過ごす普通の夫人だから、さあ着いたぞ」
レオン様?が、シリスさんから降ろしてくれて地上に足が着きひと安心です…今日は今までに無い経験ばかりしています。
「大きいですね、離宮ですか…サーフウィカ王国は…確か間に3つの国があったような」
「まあ、入りなさい。君の事もゆっくり中で聞かせて貰おうか」
レオン様は巨大な綺麗な細工を施された扉を開けて中に入って行った。私もキョロキョロ周りを見ながら付いて行ってるけど…此処凄い…とにかく広い空間が広がっています。
横に鎮座してる物達も佇んでいるだけなのに、迫力があります。絶対高価な物ですよ。
開けっ放しだった扉も、ギギギと唸りながら閉まっています?勝手に閉まるの?何ここ?
「レオン様…扉が閉まりました」
「開けて入ったから閉まるだろうな」
「??????」
「ククッ君は…レイファは楽しいな。
此処で少し待っていてくれ、母の様子を見てくる」
目の前の薔薇の細工が繊細に施された扉をレオン様が軽くノックした、すると中から。
「入りなさい」
「失礼します」
扉を開けると中から光が吹き込んで来た。
それにとても良い香りが私を包んでいく…自然の香り…とても心地良い…
レオン様は私を振り返り、目で待ってろと言い中に入って行った。
私は何故此処に?色々な事が有り頭の中がごちゃごちゃですが、遥か遠く迄飛ばされた様子みたいですし、あの国から出られた事だけは良かったのだろうな……
これからの事はどうにかなりそうな気がするわ…不思議な水を飲んでから、今迄は悪い方にしか考えられなかったのに、何故か少しだけ前向きに考えられる様になったのかも。
扉がそっと開き、レオン様に手招きされたので、レオン様が開けてくれている扉の中に入ると、そこは素晴らしい光景が広がっていました…
入って直ぐ目の前に大きなテラスがあり扉が開け放たれていた。
外には薔薇が咲き誇り、辺り一面綺麗なグラデーションが、薔薇が喜んでいるのか良い香りを風が運んでくれる。
私は自然に深く深く深呼吸して、薔薇の香りを身体いっぱい吸い込んだ。
「おい……おーい、レイファ!聞こえてるか?」
「えっあっ!ご、ごめんなさい!薔薇に見惚れてしまって」
「まあまあまあ!ありがとう嬉しいわね、こんな可愛らしい妖精さんに遊びに来ていただけるなんて」
「母上この娘はレイファと言います。
先程私が部屋から外を眺めて居た時、突然路の真ん中に現れたのです」
「あら?そうなの不思議な事ねえ~レイファちゃんいらっしゃい」
私は皇后様に、視線を向けました…
凄い神々しい迄の美しさ…
スラリとした素晴らしいスタイルで、ピンクゴールドの光輝く髪を綺麗にアップして、ゴールドの瞳は私と同じなのにとても高貴な瞳。
私は言われた通りふらふらと近寄った。
すると皇后様が私の手を両手で握ってくれました。
「皇后様…」
「フレアよ、そう呼んで!此処までレオンが連れて来たのなら良い娘なのでしょうし、私もレイファちゃんと色々お話ししたいわ」
私は今まで生きて来て、こんなに優しい言葉をかけられた事が無くて、フレア様の暖かい手を握りながら泣き崩れました。