君の嘘に花束を
*プロローグ*



8月9日。

夏休み。



その日は、私の7歳の誕生日だった。


しかし私は「最悪だあ」とぶつぶつ呟きながら、一人公園でブランコに乗っていた。

朝8時。



まだ公園には誰もいなくて、蝉の声が私を包み込んでいた。


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