君の嘘に花束を
いつも遅刻ギリギリまで寝てるくせに電車に乗るとなぜか寝たくなる私にとっては、寝過ごしたときに起こしてもらえる人がいないのはなかなかつらいけど。
今日も座って早々重たい瞼を閉じる。
電車の中はエアコンが効いていて涼しい。
20分後、最寄駅に到着した瞬間無事目が覚めた私は降りる人に紛れて一緒に降りた。
学校までの道を歩いていると徐々に同じ制服の子と会う。
その中に見覚えのある背中が見えて、走って突進する。