お前以外、考えられない。
「さあ、帰ろ」
2人歩きだすけど、やはり申し訳なさから少しぎこちなくなってしまう私。
「なあ、ちージャンケンしよーぜ」
「え?」
「負けたらここのコンビニでアイス奢るってことで」
「え?」
「じゃんけーん、」
状況をよく理解できないままジャンケンが始まってしまい、反射的にぐーを出すとアオはチョキを出したので私が勝ってしまった。
「負けたあ.......ちょい店の前で待ってて」
そう言ってコンビニに入ろうとするアオの腕を掴む。
「え、いや私が.........!待たせたから!アイス奢るよ!」
真面目にそういったのに、「なんでだよー、俺がジャンケン負けたんだから俺が奢るって、そういう約束じゃん」