お前以外、考えられない。
私たちの距離はいつも手が簡単に触れ合える。
これは幼なじみの時代から変わらない。
でも幼なじみ時代と違うのは、何度か手の甲が当たったあと、きゅっと自然に手を握ってくれること。
____.........ドキン、ドキン
手を繋ぐ瞬間は何度やっても緊張してしまう。
私も小さく手を握り返すと、アオも先程よりも強く握り返してくれた。
会話はいつも通りのはずなのに手をつないでるだけで、ほんとに付き合ってるんだな、カップルなんだなと再認識してしまい、更に意識してしまう。
どうかアオにドキドキしているのがバレませんように。