お前以外、考えられない。
くしゃ、と私の髪を触りながら優しい笑顔をむけてくれるアオ。
『そっ.........か』
単純に嬉しかった。そんなふうに思ってくれるなんて。
それからは1度もアオに登校に関してのことを言ったことはない。
アオと行ける代わりに、毎日のように陰口をたたかれる。
先程の私の朝の日常を訂正する。
「はあ.........」と小さくため息をつくところまでが私の朝の日常なのだ。
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