お前以外、考えられない。
▫️
午後4時20分。悠里に別れの挨拶をした後に校門を出てとある場所に向かう。
歩いて15分くらいで着き、更衣室で道着に着替え黒の帯を強く巻いてた後、扉を開く。
「お願いします!」
私の放課後の日課は、空手の道場に行くところから始まる。
「千夏、今日も一緒に練習するか?」
「蛍ありがとう、助かる」
私がストレッチをしているところにやってくきて声をかけてきてくれたのは、
私がこの道場に入った時から、いつもお世話になっている 東雲 蛍
彼を一言で表すなら、ツンデレ。あと、とりあえず強い。
でた大会では必ず優勝トロフィーを持ち帰ってくる実力者でもある。