アップルミルクティーを君と
翌日、水曜日は"MILK"の定休日だった。学校帰り、店の前を通りかかると、田中さんがただすんでいた。

「すみません、今日は休みなんです、田中さん」

「あ、真由ちゃん。そうなんですね、また、あのアップルミルクティーがのみたかったんですが」

出過ぎた真似・・・大胆かな?と思いつつ、

「よかったら、私の部屋で一緒にアップルミルクティー、飲みませんか?私も昨日、買ったんです」

「いいんですか?」

また、満面の笑顔。イケメンの笑顔は、罪だ。

「はい。一緒にティータイムしましょ」
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