。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。

別荘!?



☆ 別荘!? ☆



ほんのちょっと……きっとビールの苦みだろうな、を感じて……


いやいや!公衆の面前で!!


びっくり!し過ぎて固まっていると、


だ、誰も見てないよな……、と次の瞬間焦って周りを見たが


みんなの視線があたしに集中してて…


バッチリ!見られたってワケだ。


何かこの前もこんな展開あったような…


そうだ!こないだみんなでカラオケ行ったとき!(。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。参照)


若干メンバーは変わってるが…この後が容易に想像できる…


「りゅ、龍崎ーーー!!」


千里の怒鳴り声が車内に響き渡ったのは言うまでもない。


――――

――


そんな感じで一時間程、ワイワイ…時々喧嘩しながら、何とか目的地に着いたとき


すでに疲れてるんですけど↓↓


こんなんであたし、今日と明日と明後日もつのかなぁ…楽しみだった筈の旅行が急に不安になった。


時間はもう夕暮でほとんど陽が翳っていて、駅から数分歩いた場所にキモ金髪の親父の別荘があった。


以前キモ金髪が言ってた


「目の前海のログハウス風!!」


キモ金髪の別荘を見て一気にテンションがあがった!


優しい樹の壁。三角の屋根には淡いブルーの屋根が乗っかっていて、屋内からの照明だろうか優しい色合いのオレンジがほのかに漂っていて


わぁ!


「わぁ!わぁっ!!!」


あたしはバカの一つ覚えのように「わぁ!」を連呼。ちっちゃい時に遊んだシルバニアファミリーのおうちみたい!


すぐ傍でリコとエリナが手を取り合って


「「可愛い~!!♥」」とはしゃいでいて


「お、結構いいジャン♪」と戒が別荘を眺め


「意外にまとも…」と千里も目をぱちぱち。


キモ金髪!たまにはいい仕事するな!!




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