。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。


そう言えば、最初からマネージャーは響輔の存在をあまり良く思ってなかったな…


最初に…響輔とマネージャーが顏を合わせたのは……確か新幹線のホームで、だった気がする。(。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。参照)


まぁ?単に、マネージャーはあたしがスキャンダルを起こさないように目を光らせていたに違いないけど。





「でも愛されてる感じがしたな」




響輔がぽつりと言って、車線変更を装って右側を(←左運転です)見ると、響輔は窓の外をぼんやりと眺めていた。


「そう……なのかな…」


今は嬉しいと思う感情より、マネージャーがあたしに向ける感情、あたしがマネージャーに向ける感情、が分からなくなっている。


単に金づるだと思っててもあたしは別に構わなかった。


割り切ってる、と言えば簡単だし、情が移るからそれ以上の感情を求められても困る。


でも、昨日は何故か彼女に『裏切られた』って思った。その瞬間ものすごく悲しくなった。


何で―――


こんなのまるで





―――母親と娘……みたいな……




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